自作ハンディサーキュレーター

暑い夏になりそうですので、手で持って使えるサーキュレーターを作りました。名前はそのままハンディサーキュレーター。PCの冷却ファンと電池を使った工作です。





据え置きの扇風機やサーキュレーターに対する利点は、例えば自分の背中や頭など、どこでもすぐに風を当てて冷やせることだと思います。多分。

以下、工程を簡単にご紹介。

▼DC12V動くPC用の冷却ファン。前面にガードを取り付けています。


▼背面にもフィルターとガードを取り付け。フィルターは風量が減るのでお好みで。


▼横から見たところ。フィルターのぶん、結構厚みがあります。


▼まずはブレッドボードで作成。色々あって9V電池2個で駆動させることに。他の部品は、12V0.5Aのレギュレーター、安定化用コンデンサ、逆電流防止用の整流ダイオード、抵抗器、通電時に点灯するLED、ON/OFFスイッチ。もっと簡略化できるかも。


▼持つ部分はアクリルパイプを使用。ファンとネジで固定することは無理そうなので、パイプにL型金具を瞬間接着剤で取り付けた後、パテでファンに固定しました。


▼パテ乾燥後、樹脂風粘土を持って形を整えます。


▼粘土乾燥後、汚れ防止にニスを塗ります。


▼最後にパーツ類をパイプ内に収め、電池をテープで固定して完成。



これも、思い付いてから完成まで紆余曲折ありました。苦労したのが電池。最初は単5サイズの12V電池で駆動させるつもりで、電池自体もパイプ内に収納する予定でした。
しかし実際にやってみると、1分程度で電圧が低下してまともに動きません。どうも12V電池のパワー不足のようで、ファンを回すという目的には使えないことが分かりました。
結果9V電池にしたのでパイプ内に収納できなくなり、テープでパイプに固定することに。見た目的にはかなり雑然とした感じになってしまいました。
全体の印象も、扇風機というより、怪しい武器のようになりました。個人的には、この怪しいガジェット的な見た目はかなり気に入っております。しかし、事情を知らない人が見たらかなり怪しまれそうなので、使う場所は気をつけないといけません。
見た人の感想は、「扇風機というよりコンロみたい」「魔法少女のステッキのようだ」「電池交換が大変そう」「安い扇風機買ってきたほうがいいんじゃね?」など、様々でした。