Android Usability Seminar 2012に参加

Android Usability Seminar 2012に参加してきました。およそ1年前に開催された同様のセミナーにも参加しました。山中先生は2回目の登壇。


3名の講師の方それぞれ、全然違う話をされてましたが、人間の観察が重要という点はボヤっと共通してた気がします。


人間中心のデザイン(UCD)は、新興国のスピードとコストに勝る製品・サービスを創出することを期待されていますが、私自身はそれは困難に思えてきました。スピードとコストで負けてるのだから、今のままでは技術力で並び、新興国にデザインや使いやすさでも負かされるでしょう。

大企業であれば、日本人しか生み出せないバリューが何なのか分析して、世界に展開する手法を開発しないといけない。逆に日本人にしかできないことが特に無いのなら、直ちに海外に移転してコスト競争力とスピードを高めないといけないのかも。

デザイナーであれば、個人の才能・特性を高める事はもちろん、語学(英語)、エレクトロニクス、プログラミングにも精通し、自らのアイデア・コンセプトを具現化する力を持つ必要があります。デザイン対象が体験(UX)になり、絵に描いた餅では誰にも伝わらないからです。絵が上手いだけじゃどうしようもない時代になりましたが、デザイナーは誰でもなれる職業ではないので、当然といえば当然なのかもしれません。

てな感じでセミナーの話題とは無関係に、自分自身が変わり、もっと努力しないといけないと思った次第です。