電子サイコロ

Make: Electronics」の実験23。74LS92(カウンタ)、74LS27(NORゲート)、555タイマー、LEDを使って電子サイコロを作りました。単に回路を作るだけじゃなく、見た目にもちょっとこだわりました。




なお本のP217に回路図が載っていますが、この通りに作っても動きません。74LS27への電源線で明らかな間違いがあるほか、555タイマーにつなぐキャパシタが図の通りの容量のだと駄目でした。
ということでちょっと苦労しましたが、回路についても工作についても、かなり勉強になった充実した実験でした。


▼まずはブレッドボードで回路を製作。


▼ブレッドボード配列の汎用基板に半田付け。


▼アナログな感じにしたかったので、LEDはオレンジ色にしました。


▼ケース。ABS製の普通のケースです。見た目はイマイチ。ケースについては今後の課題ということで。加工しやすくて、見た目も綺麗な箱を探さないと。


▼電源スイッチ。今回はトグルのにしました。


▼LEDを装着した状態。これで機能的には問題無いのですが、LEDがちょっと眩しい。抵抗で電圧降下させれば良いのですが、それだとちょっと芸が無いかなと。


▼ということで、LEDの上にアクリル板を使ったディフューザーを付けることに。アクリル板は70x70mm、厚さ10mm。5mmのLEDを埋め込むには、この位の厚みは必要です。で、LED位置にドリルで穴を開けます。
実際にやってみた教訓としては、ドリル穴の内部を綺麗にする工夫が必要だと分かりました。ダイヤモンドビットを付けたルーターで磨こうとしたのですが、溶けたアクリルで目詰まりして駄目でした。適した形状の金属やすりを用意して、手作業で磨けば良かったのかも。


▼アクリル表面を#320の耐水ペーパーで擦って半透明にしました。これも後で見せた人にアドバイスもらったのですが、アクリルを耐水ペーパーで擦るのではなく、耐水ペーパーの上でアクリルを一方向に擦れば、より綺麗に仕上がるとのこと。
その後、四隅にネジ止めする穴を開け、ケースにネジで固定します。この穴はドリルビットを付けたルーターで開けたのですが、ゆっくりやると摩擦熱で溶解したアクリルでルーターが回転しなくなりました。穴を開ける時は角度に注意しつつ、一気に開けたほうが良いです。


▼アクリルディフューザー装着状態。


▼様々な課題が浮上した工作でしたが、それでも点灯させると結構綺麗です。苦労が報われたな〜と。