Uniduinoを使ってみた

Unityですが、フィジカルコンピューティングのための手法を調べていたら、UniduinoなるAssetがあることを知りました。お馴染みのArduinoをUnityで使える!ということで早速Asset Storeで購入。30ドルで買えます。

購入してダウンロードすると、Asset StoreウインドウからProjectにImportできるようになるので、まずは適当な空のProjectにImport。これで準備完了。

あとはUniduinoサイトのGetting Startedの通りに実行。全く問題なくArduino UNO(R3)と接続できました。



ということで、参考までにGetting Startedの適当な和訳を以下に。Youtubeの動画で解説されていた内容も少し加えました。



Getting Started


1. PCにArduinoを接続してArduino IDEを起動。まずはArduinoの種類やシリアルポートを指定。


2. Arduino IDEでFile->Examples->Firmata->StandardFirmataを開き、ArduinoへUploadする。Arduino IDEは閉じてOK。


※情報:StandardFirmataは全ピンをOUTPUTでLOWに設定する。


3. Unityを起動。Asset Storeを開き、PurchasesからUniduinoをプロジェクトに追加。


4. HierarchyのUniduinoTestPanelのSceneを開く。TestPanelは、Arduinoに繋いだデバイスや個々のピンの操作を簡単にテストできるツール。


5. 画面右上のシリアルポート名が、Arduino IDEで指定したポートと同一か確認。


6. Playボタンを押す。


7. 初回起動時やMacOSXの場合、警告が表示される。まあ、とりあえずボタンを押せばOK。シリアルポートのサポートファイルがインストールされます。さらにUnityを再起動し、起動したら再度Playボタンを押す。


8. 問題が無ければ、TestPanelでピン操作が可能になったというメッセージが表示される。


9. 接続されると、TestPanelでピンの能力が参照できる。


10. ほとんどのArduinoは13ピンにLEDが接続されている。TestPanelの13ピン(D13と表記)のlowボタンを押すと、ボード上のLEDが点灯する。


11. イエイ!



上記でGetting Startedは終わりです。簡単です。

個人的なPC環境の問題なのですが、Windowsだと、Arduinoで使っているシリアルポート以外に何らかシリアルポートを占有していると
connected but waiting for Firmata protocol version
というメッセージが表示されて接続できませんでした。私の場合はBlackBerry接続に使用するポートが存在していて、それを停止させることで解決できました。Macではこの問題は起きないと思われます。

こんな感じでまずは無事Uniduinoを使用開始できました。いくつかアイデアがあるので、これを活用して制作してゆきたいと思います。